THEORYThe Results of Academic Report of Yoshika

2021.11.12

トレゼゲ インタビュー Part1

3-1 選手のインタビュー結果

3-1-2 トレゼゲ選手の事例

インタビュー方法についてはこちら

 

A松原 Bトレゼゲ    下線部・・・トレゼゲ選手がストライカーに重要な要素にについて言及している箇所

 

A 一番聞きたいのは、ストライカーに絶対的に必要な要素は何かっていうことなんだけど。

B T①とにかく仕事することと、T②あとトレーニングに励むことT③チームのシステムをすぐに理解することT④チームメイトを理解すること、あとT⑤監督の言うことを理解すること、それにT⑥技術面T⑦メンタル面が後についてきます。

A チームを理解することっていうのはどういうことですか?

B やっぱりNO.9っていうのは、T㊸チームメイトの仕事を最後に決める、まとめる役割だと思います。そういう意味ではT⑧監督がどういうサッカーをしたいのか、どういう風にゴールまでボールを持っていきたいのか、それを理解したうえで、自分が使われてチームの中のメンバーに選ばれているってことは、自分の特徴に合ったサッカーしたいからと思っているので、その中でキチンとそういうものを理解したうえで、T⑨最後の決める役割に徹する

A 仲間を知ることって言ってたんですけど、それはどういうことですか?

B チームメイトと深く知り合うことで、T⑩彼らの身体的特徴であったり、精神的特徴、技術的特徴を把握する。そうすると、どういった傾向であるのか自分が把握できるので、やはり、プレーするのにプラスになります。

A グスタボ(ポジェ)とは友達で、彼にインタビューしたんだけど、グスタボが言ってたのは、具体的にゴール決めるために、仲間の特徴、例えばクロスをニアに蹴るのが得意なのか、フォアに蹴るのが得意なのかっていうのを見ながらプレーしてたって言ってたんですが、やっぱり仲間の特徴を理解するのは大切なことですか?

B 結局まさにそういうことで、グスタボさんも中盤でしたけど、FWの後から入ってきて得点することが多かったんですよね。なので傾向を把握するっていうのはすごく大切ですし、何より大切なのはT⑪チームメイトがどういうプレーをする傾向にあるのか。ニアに入れるのが好きなのか、フォアに入れるのが好きなのか。T㊹その情報を持っているだけで、相手から数秒上回ることができて、その数秒が上のレベルになると大切になります。

A 相手より数秒早く動けたり、気づけたり、なるほど。トレゼゲ選手は世界のストライカーなんですよ。なんで世界のストライカーになれたと思いますか?

B シンプルにT⑫結果を出してきているからです。やっぱりセンターフォワードっていうのは結果を出さなければいけない。得点を決めなければいけない。それでしか評価されない。歴史に残っていくには。そういう意味では、自分が記録した得点数で、自分が何位とか出てくるので、恐らくそういった要因で世界のセンターフォワードと呼ばれてるのだと思います。

 

(写真) ユヴェントスの本拠地イタリア・トリノでインタビューを行った

 

A トレゼゲ選手のキャリアがすごい面白くて、両親がアルゼンチン人でアルゼンチンで育ってきているってことで聞きます。アルゼンチンとかウルグアイとかには、スアレス、カバーニ、テベス、イグアイン、アグエロなどがいる。世界で活躍してるストライカーが南米に多い、それはなぜだと思いますか?

B やっぱり、まずはセンターフォワードだけじゃなくて、世界的に優秀な選手が南米から生まれてきてるっていうのは、文化にあると思っていて、まずはT⑬もともとの素材がいいと。彼らが生まれたときからサッカーを続けてきて、自然とその中で磨かれていって、ヨーロッパのサッカーに対応してる。だから、メッシ、スアレス、カバーニ、ネイマールは、ヨーロッパのサッカーに順応してる。結局T⑭南米はボールと共に生まれてきてるっていう文化がありますから、彼らが小さい頃からT⑮ボールと共に育ってきて、仲間を作ってやってきてるっていう環境が、優秀な選手を育んでるんだと思います。

A 今までで、T⑯影響を受けた選手はいますか?

B もちろん、最初はマラドーナなので、南米の選手です。だけど、年を重ねるごとに自分の特徴が違うっていうのが分かってきて、ポジションもFWだと。そしたら、バティストゥータになってくるんです。なぜかというと、特徴は違うんだけれども、T⑰決定力とか決める気持ち、向上心、やってやるっていう闘争心ですよね、そういったものにすごい影響を受けて、自分もそういったものを学んでいかなければいけないと、そういう意味でかなり影響を受けました。

A それはアルゼンチンにいたときに影響を受けたんですか?

B まだアルゼンチンにいました。私の持ってる番組で、イカルディとかイグアインとかにインタビューしてるんですけど、彼らのアイドルはバティストゥータなんです。もちろん、彼らの世代はリアルタイムでは見てないんですよね。トレゼゲはサッカー選手になろうという目でバティストゥータを見てたと。ただやっぱり、彼の存在やイメージとか気持ちとかっていうのは、すべてのストライカーに影響を与えてるんだと思う。

A 見てないのになんで影響を与えると思いますか?

B 昨日も(エルナン)クレスポと話してたんですけど、クレスポはアルゼンチン代表でほぼタイトルを手にしてないんですよ。だけど、今になってバティストゥータタイプか、クレスポタイプか育成年代で話すようになってる。要は、クレスポは自分の足跡を残せたのが良かった。バティストゥータはより力強いストライカー。クレスポはより技術があるテクニカルなストライカー。そういうものをアルゼンチンの人たちに残せたっていうのが、良かった。なので、結論を言うと、なんで見てないのにというのは、T⑱力強い印象が彼らにとってアイドルになってるんじゃないかと。

 

A 選手としてやってた時、たくさん観客がいる中でプレーしてた時に、シュートを外す時がある。そこからどうやってメンタル的に立ち直って決めるようになってるの?

B 結論から言うとT⑲自然にできてくることだと思います。自然にできてくるっていうのは、成功する奴は自然にできることなんだと思うんですよね。やっぱり、切り替えのところは、T⑳センターフォワードの選手は感情的に動くタイプだと思うので、外すと、次は絶対に決めてやるとか、次はチャンスが来るという強い気持ちを持つと、そういう意味での切り替えですよね。一試合で点をとれなくても次の試合でとる。そういう気持ちの切り替えをやっていくうちに、だんだんと心が鍛えられていく。で、次の試合、次の試合という風に考えて、トレーニングに励んで、もちろん技術的なところも上げていきながら、あきらめないで次に次に次にとやっていくと、どんどんと気持ちが強くなってきて、それで自然とできるようになる。ただもちろん、やってやるとか、リベンジしてやるとかそういったものが根底になければいけない。そのうえで、本当にいい選手になっていくやつは、やっぱりその切り替えが上手くできるようになっていきますし、素晴らしいFWとそうでないFWとの違いはそこにあると思います。T㉑オートマチックにできるようになると。

 

Part2へ続く